私は、気が短い方ではありません(と、自分では思ってます)。
しかし、キャンセル待ちをじーっと待つ忍耐力はなかったようです。
もう、第一希望の発着地でなくてもよいから、とにかく2席押さえて、1席キャンセル待ち。
その日のうちに、行きはキャンセル待ちも取れて、待つこと数日。
子どもに、ついつい、口をすべらせてしまった。
「帰り、私たちと同じ便が取れなかったら、一人旅して時間差で帰ってくれば」
「私たちと同じ便が取れなかったら」
という前提条件、子どもには聞こえなかったか、一瞬で忘れてしまったか、
「ママが、一人旅してよいと言った」という理解になっていたようでした。私の一言が原因らしい。
「かわいい子には旅をさせよ」というけど、やっぱり、親としては、心配です。一緒に行く家族旅行なんだから、一緒に行って一緒に帰ってきたい。
キャンセル待ちをお願いして6日後、
「キャンセル待ちの件、帰りもご用意ができました」とANAから電話があったのです。
やったー!!
と喜ぶべきところ、子どもだけは、喜んでいない・・・。
キャンセル待ちをしているこの6日間に、子どもは「親と一緒に帰らず、一人旅をしてから帰る」という決意を固めてしまっておりました。
だからぁ、「帰りの便が取れなかったら」って言ったよねぇ。一人旅するなら、別途、最初から最後まで全部自分で仕切って行ってくればいいんじゃないの。(聞こえてない?)。
①私たちと一緒にビジネスクラスで往復するか
②私たちと途中別れて、一人で旅を続け、エコノミークラスで帰ってくるか
子どもの選択は②でした。
はい、実際今のところ、私たちが帰国8日後のエコノミーしか空いていなかったのです(3日後もエコノミーの空席がありましたが、子どもいわく、「あまりにも短い」とのことだったので)。
ANAの方が親切に教えてくださいました。
「現在、エコノミークラスしか空席がないが、ビジネスクラス分のマイル数で発券することも可能。その場合、ビジネスに空席が出たら、変更できる。しかし、エコノミーのマイルで発見するとビジネスに空席が出ても変更はできない」
(変更はできませんが、3,000マイルの手数料を払って、もともとの予約をキャンセルし、新しく予約するという方法はあります。この場合、発券手数料2,160円は返金されません。)
往路復路ともビジネス →95,000マイル
往路ビジネス、復路エコノミー→77,500マイル
あんまり、変わらないですね。びっくり。こんなに差がないなら、断然ビジネスがよいわ~。
しかし、心を鬼にして(大げさ)「子どもは、帰りはエコノミーでよいです」とANAの方に話して発券してもらいました。
本当は、子どもは往復エコノミーでよいかと思っていたくらいなので。
お支払いした発券手数料含む燃油サーチャージ、税金等は、
私と夫2名分で、 64,280円
子どもの分は、 40,880円
およよ、子どもの方が高いですね。
しかし、家族と一緒に行きはビジネス、帰りは一人でエコノミーとなる子どもであった。逆の方がいいような・・・。
一緒に旅して、私たち夫婦は日本へ、子どもは一人旅へ、という、外国でバイバイする場面を想像すると、今から、ドキドキしちゃう。
「ねえ、一緒に日本に帰ろうよ。ビジネスクラスだよ。」
と言うか、
「かわいい子には旅をさせよ。」
と背中を押すか。
正解なんてないね。子どもが自分で決めたこと。応援するしかないかな。
(一人旅の費用は、バイトで稼ぐんだよ。気をつけて、よい旅を!)
・・・・・つづく