今日は昨日の続きです。
昨日は、ハイキングに縁がないわたしが、何故ハイキングに興味を持ったかというお話でした。
空気が美味しくて、景色がよい場所なら、歩くのも楽し。
健康にもよいですね~
今回、世界一周航空券を使った修行ルートを検討したときに、 前半はオセアニア、 後半はアメリカまたはカナダ経由のヨーロッパ、 とざっくり決めました。
どちらも9日間の旅程なので、あまり欲張れません。 さあ、どこへ行こうか!?悩みました。
行ったことのない所へ行くか、行ってみてよかったところに行くか?
行ってみたいところはたくさんあるのですが、今回はニュージーランドのクィーンズタウンに行くことにしました。
前回(といっても、24年前!!)、またいつか来たい!と思うくらい、とても素敵なところだったからです。
そのときは、ツレと一緒でして、ジェットボードに乗って、ドライブして、乗馬して、ゴンドラ乗って、ミルフォードサウンドへ行って、と楽しみました。
やり残したことといえば、「ミルフォードトラック」を歩くことかな。
ところが、調べてみると、「ミルフォードトラック」は3泊4日かけて歩くのが標準らしく、わたしの日程では無理。
1日体験コースのようなものがないかなと探したところ、「ミルフォードトラック」ではないけれど、「ルートバーントラック」1日体験という現地ツアーを発見しました。本当のルートバーンはミルフォードトラックのように山小屋で3泊しながら歩くようです。今回はあくまでもちょっと体験です。
そこで、日本の旅行者や、現地ツアーを取り扱っている会社を経由して申し込もうと思ったところ、問題発生。 なんと、2名からしか申込みができない!
がーん!
そこで、現地のツアー会社のホームページを探してみたところ、なんと「問い合わせ日本語OK」の表示が! さっそく、日本語で問い合わせをしてみました。
そうしたところ、2名以上の参加申込みがある日であれば、1名でも受け付けますとのこと。
よかった。よかった。
わたしの参加希望日には2名の参加者がいて、ガイドさんと4人で楽しい1日を過ごしました。
【グレノーキーまでのドライブ】
クイーンズタウンから60分ほどのドライブです。途中、景色のよいポイントで写真撮影です。
24年前に来た時は、あちらこちらがルピナスの花で埋め尽くされ、とってもきれいだったのですが、なぜか今は姿が見えない。 ルピナスの花と羊って、ニュージーランドの代表的な景色だったんだけどな。
ガイドさんに聞いたら、ルピナスは外来種のため、駆除をしているそうなんです。そうだったんだ!知らなかった!
【トラッキング】
そうこうするうちに、グレノーキーに到着。 ここから、ルートバーントラックを歩いていきます。
山の天気は変わりやすいといいますが、パラパラ小雨が降ってきました。
ガイドさん「雨具は持ってきましたか」 わたし「はい」
取り出したるは、このためにユニ〇ロで調達したシャカシャカした生地の軽い折りたたみできるジャンパーと、お気に入りのマッキン〇ッシュ・フィ〇ソフィーの軽量傘。
ガイドさんがちょっと困った顔で「これって、ウインドブレーカーですか?」
あ、そうなのか。アウトドアに普段ご縁のないわたしは、雨具の意味もちゃんと理解していなかった。そういえば、トラッキング中、折り畳み傘さしている人なんて、わたししかいなかったよ。 実は、旅行前にアウトドアのお店にいって、雨具っぽいのを見てみたら、すごくお値段が高かったんですよね。それで、ユニ〇ロで買っちゃったんです。
やっぱりほしいな~。山ガール(山おばちゃんでもよいが)みたいな雨具が。でも、雨になってまでトラッキングってしないだろうからな~。迷うな。
とにかく先に進みましょう。
とても幻想的な雰囲気です。
途中、3泊しながらルートバーン全線を歩いている日本の方に会いました。本格的な装備で、きっとトラッキングが趣味の方だと思います。
その方がいうには、「屋久島に雰囲気が似てるわよね~」
そうなんだ!屋久島行ったことがないからわからないのだけれど、屋久島に行ってみたくなりました。
【出会った植物】
オーキッドの種類が多いそうです。日本のお花やさんで見かけるオーキッドとは違い、小さくて可憐な花たちです。
【鳥類の島、ニュージーランド】
こちらは、モフア(英語名ではイエローヘッド)という鳥です。
100ニュージーランドドル札にこの鳥が描かれています。 かわいい鳴き声のきれいな鳥でした。 数が少なくなってしまっているとのことで、わたしは見ることができて、とてもラッキーだったようです。
ニュージーランドには、その昔、哺乳類がいなかったそうですが、人間が哺乳類を持ち込んでから、絶滅してしまった鳥も多いそうです。
【ランチタイム】
このツアーですが、一列でひたすら歩きますので、ほとんど会話をすることができません。もちろん、時々たちどまって、ガイドさんが植物などの説明をしてくださいますが、雑談のようなものは、ランチタイムのみでした。
ランチの写真は撮らなかったなぁ。グレノーキーについたときに、お弁当(サンドイッチ、マフィン、果物、ジュースなど)が配られて、自分で持って歩いてきました。ランチタイムの前に、休憩もあり、美味しいニュージーランドのクッキーをいただきましたよ。元気でました。
で、ランチの時に、参加しているご夫婦とちょこっと話をしまして、 「飛行機は、どういう経路でクイーンズタウンに来たのか」という話になり、 わたしが、「羽田→関空→香港→オークランド→クィーンズタウン」と話したら、「香港経由の方が安いのですか?」と聞かれ、「ちょっと事情がありまして」と最初はお茶を濁したものの、「実は、ANAの上級会員を目指して降りまして」とお話しました。
すると!
「わたしたち、ANAのダイヤモンド会員です!」とのこと。
おおー大先輩!
こんなところで、お会いできるなんて光栄! このツアーに参加したのは、運命!!と感動してしまいました。
ダイヤモンド会員のこと、いろいろ聞きたかったし、修行したのか、修行しなくてダイヤモンドなのか、すごく気になったけれど、約40分の休憩は終わり、また帰路を黙々と帰りました。 お名前もご連絡先もお聞きしませんでしたが、修行旅で大先輩に出会えたことを感謝しています。
【おわりに】
この日は、7時40分に宿を出て、17時頃に戻りました。 約15キロメートルほど歩いたそうです。歩数計や約23,000歩。 ハイジのおんじの家の時ほどは歩きませんでしたが、結構頑張りました。
最高の森林浴ができました。
ルートバーントラックは、自然が手付かずのまま残っている素晴らしい場所でした。いつかまた再訪してみたいと思います。