「どこの空港から出発するか?」
関東在住の人なら、「羽田」または「成田」ってのが、普通の話。
でもでも、スターアライアンスの世界一周運賃でいく修行となると、あれこれと考えなければなりません。
わたしの場合、仕事を長く休めないので、2回に分けて世界一周航空券を使います。
今日は、修行として、2回に分けて世界一周航空券を使う場合、どこを発着地にするか検討した時の話です。
【スターアライアンス世界一周航空券の条件】
●出発国と帰着国は同一。
●東回り、西回りいずれか一方向。
●太平洋横断・大西洋横断は各1回のみ。
●全旅程で16区間以内、途中降機は3~15回まで
●同じ都市での途中降機は1回のみ。経由・乗り換えは3回までOK。
●日本出発日の翌日から帰国便の出発日までが、エコノミークラスは3日間以上、ビジネスクラスは10日間以上必要。
●有効期間は1年間。
●旅程にある全区間(地上区間も含む)のマイレージを合計し、その合計距離が許容範囲にあてはまる運賃を適用。
●TAX(出国税・空港施設利用料・保険料・燃油サーチャージ等)が別途かかる。
ざっくりというと、こんな条件があります。
【SFC修行の条件】
ANAのプレミアムポイントを50,000ポイント(うちANAグループ便で25,000ポイント)貯める!
今回は修行なので、世界一周航空券の条件を守るだけでなく、どうやって、50,000PPを、しかもANAで25,000PPを貯めるか!が大問題!
実際には、スターアライアンスのホームページから、「BOOK&FLY」を使って、ルートの計画をします。
修行僧としては、PPを貯めるために、長距離はANA便を利用したいところです。
今回知ったことですが、東京以外からは、長距離の海外路線がないんですね。
修行のため、ANAのPPを貯めるためには時刻表で共同運航便と表記されている便ではなく、ANA便を探さなくてはなりません。
ANAを利用して東京から出発、大阪や名古屋でストップオーバーをすると、東京を経由してしまいNGとなってしまうのです。
そこで、大阪発にしてみようと考えました。
あれこれやってみると、「それも、NGなのか・・・」というケースが出てきました。
例えば、出発国と帰着国は同一でなければいけませんが、同じ空港である必要はありません。 しかし、途中降機した空港を帰着空港に選択することはできません。
つまり、
〇 大阪→オセアニア→アメリカ→ヨーロッパ→東京
のように、途中で東京に寄っていなければ、OKですが、
× 大阪→オセアニア→東京→アメリカ→ヨーロッパ→東京
というケースだと「BOOK&FLY」から、NGサインが出ちゃいます。
出発地や帰着地を経由地として使えない のです。
そこで、「BOOK&FLY」とにらめっこです。
〇 大阪→オセアニア→東京→アメリカ→ヨーロッパ→大阪
(ヨーロッパからの帰路、東京を中継しても目的地が大阪ならOK)
こんな感じのプランなら、「BOOK&FLY」もOKを出してくれました。
大阪でなく、名古屋や札幌など他のパターンも考えられそう。
パズルみたいで、夢中になっているとあっという間に時間がたってしまします。
わたしの自宅から一番近いのは羽田空港ですが、
修行の前半初日は東京→大阪→〇〇
後半最終日は、△△→東京→大阪→東京
という、一見意味不明のフライトになります。赤字部分は世界一周航空券、青字は別手配別料金のフライトです。
一般的にはおかしなプランなのですが、そこは修行ですから!