豊富温泉をご存知でしょうか。
「とよとみ おんせん」と読みます。
私はアトピーの治療を通じて知りました。
マイラー界隈の方なら、稚内空港はご存知ですね!
稚内空港から南へ50キロほどのところにある、日本最北端の温泉郷です。
このブログは、「陸マイラーのせかいのたび」ですが、陸マイラーであるわたくし、kulipaが、豊富温泉での体験を通じて、これから湯治してみようかなと思っている方に、なにかの参考になればな~と思い、つらつら書いてみたいと思います。
アトピー湯治にちょっと興味のある方は、読んでくださいね。
まず、湯治ってなに?ってところから。
Wikipediaによると、「湯治(とうじ)とは、温泉地に長期間(少なくとも一週間以上)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為である。日帰りや数泊で疲労回復の目的や物見遊山的に行う温泉旅行とは、本来区別すべきである。」 だそうです。
まさか、湯治をすることになるとは、自分でも想定外でしたので、行く前はあれやこれや本当に不安でした。
実際に行ってみての感想をお話ししたいと思います。
【遠い】
まず、北海道が遠いです。
そして、天塩郡ってどこ?の世界です。
え?稚内空港?日本で一番北にある空港の?
そうです。最初に場所を知ったときは、「すごい遠い!」と思いました。
稚内空港から、豊富温泉まで、レンタカーを使うと40分ほどですが、バスと電車を乗り継ぐ場合、本数が少ないため、かなりの時間を要します。
でも、もし運転免許をお持ちであれば、空港から豊富温泉まで「空港パック」というレンタカーの便利なシステムがあります。
確かに遠いのですが、
羽田から稚内は約1時間50分のフライトです。
稚内空港からレンタカーを利用すれば、羽田から約3時間で到着という計算になります。
思ったより、近い??
実際ここに来てみると、道内はもちろん、福島、東京、神奈川、埼玉、群馬、愛知、大阪、京都、広島、徳島、沖縄・・・・・・・などなど、いろいろな地域から湯治にいらっしゃっています。
稚内空港へ飛ぶ便は少ないので(しかも高い←マイルがあってよかった)、新千歳空港を使い、札幌から「はぼろ号」というバスで来ている方も多いです。
札幌経由、なんだか楽しそうです。
私は長時間バスに乗るのは、腰に不安があるので、未経験です。
また、皆さんのお話では、札幌便を利用した方が、LCCなど飛行機の選択肢も広がり、リーズナブルに移動できることが多いみたいです。
私は、ANAマイラーということもあって、航空券が無料になるのは、本当にありがたいです。
【湯治で治るの?】
これは、本当に考えちゃいますよね。私の場合は、もう他に方法がないくらい行き詰っていたので、湯治にかけるしかないって感じでした。
個人差はあると思いますが、私の場合は湯治のおかげでとても改善しました。湯治前の私の状態を知っている人は、湯治の効果を見て皆びっくりしています。
「湯治から帰ってから、どのようによい状態を維持していくか」 が課題です。
もしこれから湯治に行く方がいれば、主治医や、現地スタッフによく相談して、期間などを決めるのがよいと思います。
【湯治以外は何してるの?】
これは、人それぞれかな~。湯治期間も人それぞれですし。
湯治仲間で集まるイベントも数多く用意されています。湯治コンシェルジュの皆さんは湯治経験者で皆さんとても親切です。
湯治場で仲間を作って、楽しそうなグループも多いです。同じような悩みを持つ同士ですし、意気投合することが多いようですよ。
私の場合は、人見知りなもので、「早く治さなきゃ」とせっせと湯治していたりします(笑)。
お風呂に入って休憩してを繰り返していると、一日終わっちゃったりするものです。
もちろん、焦りは禁物です。ストレスがなんたってよくない。そうわかっていても、なかなか自分でコントロールできるもんじゃないですよね。
ここでは、適度な運動も推奨されていますので、ヨガやエクササイズのできる教室もあります。到着直後に無理は禁物ですが、少し身体が慣れてきたら、身体を動かすと湯治効果もよくなるとか。
天気の良い日に散歩もいいですね。空気がとってもおいしいです。
私は、お花や四葉のクローバーを探しながらお散歩しました。四葉13枚、五葉1枚探しましたよん。
私は豊富温泉で元気になりました。温泉やスタッフの皆さまには本当に本当に感謝をしています。
豊富温泉の成分がいつまでも皮膚に効果のある温泉でありますように。そして、湯治場として、ますます素敵な場所になることを願っています。